母の認知症の症状が進み、暴言飛ぶので落ち込んでしまう|ケアマネ日記
三重県志摩市の志摩市社協のケアマネ日記です。ご家族の認知症が進んでいく過程で、暴言を受けるケースがあります。認知症の特徴や接し方について、知識を深め知っているだけで、随分と心が軽くなるものです。場合によっては専門医の受診も考えていきましょう。まずは、私達ケアマネにご相談ください。
母の認知症の症状が進み、暴言飛ぶので落ち込んでしまう
志摩市に住むAさんの娘さんより、「母の認知症の症状が進んだように感じる。自分への暴言が酷くなってきた。酷い事を言われるとつらいし、自分もカッとなって言い返してしまうことがあり、本当は優しくしたいのにできなくて落ち込む。」と相談がありました。
娘さんと、本人様が何故そのような行動をとったのか、本人様の気持ちを一緒に考えたり、認知症についての講演や家族介護教室を紹介し、認知症の特徴や接し方について理解を深めていただいたりする事で、「少しずつですが、接し方がわかってきました。最近、自分も母も笑顔が増えてきたように思います。」と言っていただくことができました。
認知症とは
認知症とは脳の障害や病気によって、記憶力(特に最近の出来事)や判断力の低下、見当識障害(年月日、時間や場所がわからなくなる)などの症状が出ます。今まで出来ていた事が徐々にできなくなり、日常生活に支障が出てくる状態です。
そのことは本人様もわかっていて、不安になります。また、症状がさらに進むと、妄想や幻覚、徘徊、不安、依存、攻撃的言動などの周辺症状が現れることがあります。
周囲の人が病気を理解して、適切に接することで、家族を悩ませる行動を緩和したり、認知症の症状の進行を遅らせたりできる事があるので、ご家族も余裕を持って介護することができます。
認知症の種類によっては、薬物により進行を遅らせることができるので、専門医を受診する事も効果的です。
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