施設入所を希望されていた本人が、家で死にたいと|ケアマネジャー日記

三重県志摩市の志摩市社協のケアマネジャー日記です。施設入所を希望されていた本人が、家で死にたいとおっしゃるケースに、私達はこのような対応させていただきました。

 

施設入所を希望されていた本人が、家で死にたいと

90歳を超えても、要介護1の認定を受けつつ、自分の身の回りのことはしっかりとご自身で行い、一人暮らしをされていた方が、「寝たきりになったら施設に入れてほしい。」が口癖でした。

 

食欲が低下し、徐々に臥床する日々が増え、訪問する民生委員さんからも施設入所を急いだほうが良いのではと助言を頂く中、施設入所を希望されていた本人が「家で死にたい。どこにも行きたくない。ここで死なせて。」と手を合わせて懇願されるようになりました。

 

往診いただける主治医に変更し、訪問してくれる看護師さん(訪問看護サービス)やヘルパーさん(訪問介護サービス)を導入し、近隣に住む弟妹達の訪問等、1日に数回誰かが訪問できる体制を作りました。

 

ケアマネジャーとして何度も訪問すると「今日は、ヘルパーさんに好きなコーヒーを飲ませてもらった。身体も毎日拭いてくれて、元気なときより綺麗やわ。」とか「今日は、訪問看護師さんに足を洗ってもらって気持ちよかった。」と話してくれました。

 

その後1か月もせず、自宅で息を引き取られましたが、訪問と訪問の間、ほんの2時間空いている間に一人で逝ってしまいました。

 

施設であれば、息を引き取るときに誰かの見守りがあったかも知れないと、在宅での生活を選んだことが正しかったのか未だに答えは出ないけれど、担当されていた民生委員さんが、「一 人暮らしで寝たきりになったからと施設に入ることばかり考えずに、サービスを利用して本人の希望を叶えられて良かったね。」と言ってくださったことが励みとなっています。

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